【フィルムカメラ】亡き父の形見Nikomat FTNを修理した

父親の形見としてもらったニコマートFTN。このカメラで父が撮影した私の幼少期の写真が多く残っていますが、私が成長するにつれて写真を撮る機会も減少していったため、何十年もタンスの肥やしになっていました。
長い間放置されていたため、露出計が作動せず、シャッターの動きも不安定で、モルトもボロボロという状態。自分で修理しようと試みましたが、修理することができず、修理が可能なカメラショップをネットで探して修理を依頼しました。
修理から約3週間後、カメラ店の主人がフィルムを入れて試写による確認もしてくれました。その結果、見事本来の機能を取り戻していることが分かりました。
これまでデジカメばかり使ってきましたが、今後はニコマートFTNでフィルム写真も楽しもうと思います。天国の父も喜んでくれるでしょうか。
Nikomat FTNとは
55年前の1967年製、日本工学工業(現ニコン)の機械式フィルムカメラです。フルマニュアルのカメラなので、絞り、シャッタースピード、ピント合わせをすべて手動で行います。
主な仕様は表のとおり
メーカー | ニコン |
レンズマウント | ニコンFマウント |
シャッタースピード | B、1秒〜1/1000秒 |
露出計 | CdS測光素子を使用したTTL露出計 |
露出モード | マニュアル露出のみ |
フィルムフォーマット | 35mm |
ミラーロックアップ | 有り |
外形寸法 | 幅:148mm、高さ:95mm、奥行:54mm |
重量 | 765g |
発売年 | 1967年 |





このカメラは露出計が内蔵されています。CdS測光素子を使用したTTL露出計で、フィルム感度を設定することで、正確な露出を計算することができます。針が〇の位置を指すように絞りとシャッタースピードを合わせることで、適正露出になります。別途露出計を用意する必要がないのでとても便利。

Nikomat FTNは、ニコンのFマウントを採用し、交換レンズを使用することができます。このカメラにはもともと「NIKKOR-S Auto」焦点距離50mm 開放F1.4のレンズが付いていました。父も奮発して良いレンズを買ったようです。

Nikomat FTNは、外観が非常に頑丈で、重量感のあるメタルボディを採用しています。また、ミラーロックアップ機能も備えており、低速シャッター時や三脚使用時にカメラの振動を防止することができます。
このカメラかなり重いです。ボディ単体で765g、レンズを合わせると1kg超えとなり、持ち歩きはなかなか大変そうです。昔の一眼レフは、重い&マニュアル操作で、写真を撮るのも大変だったんだなぁと思わされます。
いずれこのカメラで撮影した写真も紹介したいと思います。今回の記事は以上です。
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